女性の健康をサポート 
女性の活躍を応援

女性特有の検査は
オール女性スタッフで対応

婦人科健診、乳がん検診に携わる医師、看護師、検査技師は、すべて女性です。
小田原駅直結の心地よい空間で、ゆっくりとお過ごしいただけます。

健康診断

働く女性の健康課題に、
企業の健康経営に

県内最高水準の設備で検査を受診いただけます

年に一度の健診

  • 定期健診・雇入健診 – 14,000円
  • 乳房検査セット – 11,300円
  • 子宮がん検診 – 11,000円
  • レディース健診 – 35,000円
    定期健診に、乳腺と子宮頚部のがん検診、胃内視鏡などを追加したコースです。

お食事券進呈35歳以上は人間ドックがおすすめ

  • スタンダードコース – 48,000円
  • レディースコース – 63,000円
    スタンダードコースに、マンモグラフィー、乳房超音波検査、経腟超音波検査、骨密度検 査、胃・大腸・卵巣がんの腫瘍マーカーを追加。
    女性特有の疾病に対応したコースです。

小田原箱根健診クリニックの
医師に聞く

重要性を増す、女性の健康支援

成毛友希院長と仁藤まどか医師にインタビュー

小田原箱根健診クリニック院長 成毛友希 写真

小田原箱根健診クリニック院長
成毛友希 (なるけ ゆき)

  • 日本産婦人科学会専門医
  • 日本人間ドック学会認定医
  • 女性のヘルスケアアドバイザー
  • マンモグラフィ読影認定医
  • 日本抗加齢学会専門医
小田原箱根健診クリニック医師 仁藤まどか 写真

小田原箱根健診クリニック医師
仁藤まどか (にとう まどか)

  • 肺がんCT検診認定医師
  • 日本医師会認定産業医
妊娠、出産、更年期など、女性の身体の変化と健康支援の重要性について教えてください
成毛院長
「WHOや厚生労働省が提唱する『プレコンセプションケア』という言葉を聞いたことがあるかもしれません。『プレ(~の前の)』『コンセプション(受精・懐妊)』という言葉から成り立っており、直訳すると『妊娠前からの健康管理』であり『女性やカップルに将来の妊娠のための健康管理を提供すること』になります。妊娠は女性にとって自然な現象であり、妊娠しても身体は変わりないと思っている方も多いのではないでしょうか。実は、妊娠によって身体にはさまざまな負担がかかります。もともと何か病気があった場合、妊娠によって増悪し、場合によっては妊娠をあきらめなければならないこともあります。また、妊娠前の体格によってもさまざまな合併症が起こることがわかってきています。やせ女性は切迫早産、早産、貧血、低出生体重児のリスクが高く、肥満女性は妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病、帝王切開、巨大時のリスクが高いと言われています。リスクの少ない妊娠、出産のためには妊娠前に健診を受けて、自分の身体のことを知っておくことがとても大切です」
仁藤医師
「妊娠、出産、更年期をはじめ、一生涯で女性が健康に不安をもつ機会はとても多いですね。不安が足かせとなって仕事に集中できなくなったり、離職を検討せざるを得なくなることもしばしばあります。しかし、多くの女性は、仕事や育児の『忙しさ』を理由に健診を後回しにしがちです。働く女性が増え、女性の活躍が企業の成長にとって不可欠な今、経営や生産性に女性の健康支援はますます重要性を増しています。女性が健康に自信を持つことでより仕事に集中し、スキルアップへの挑戦につながるということも、企業としては重要視していく必要があると考えます」
成毛院長
「本当にその通りですね。社会で活躍する女性が増えるなかで、高齢出産も増えてきています。35歳を過ぎるとさまざまな病気が出やすい時期になりますし、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病のリスクが上昇します。そして、大人の女性にとって一番の変化が訪れるのはやはり更年期ではないでしょうか。更年期とは一般的に閉経前後の5年間、合計10年間を指します。日本人の平均閉経年齢は50.5歳と言われているので大体その前後5年くらいにあたる方が多いのではないかと思います。更年期に入ると卵巣機能が低下して女性ホルモンのエストロゲンが急激に低下し、ホルモンバランスの乱れが生じ、月経周期にムラが出始めます。そしてそのホルモンバランスの乱れによって血管運動神経症状といわれる発汗やホットフラッシュ、のぼせといった症状や頭痛、肩こり、さらには気持ちが沈む、いらいらするなどの精神面でもさまざまな症状が引き起こされます。また、更年期は身体だけではなく、環境も大きく変化が訪れる時期でもあります。職場での地位の変化や若手社員との考え方の違い、配偶者が退職し一緒に過ごす時間が増える、子どもの独立、親の介護などさまざまな出来事が重なる時期でもあります。そのような身体や環境の変化で引き起こされてくる症状により日常生活に支障をきたすようになった状態を『更年期障害』と呼びます」
仁藤医師
「35歳を過ぎ、40代、50代を迎える時期は、女性の身体の変化とともに、女性の呼吸器系のリスクも増していきます。最近の研究では更年期に急激に低下する女性ホルモンのエストロゲンが肺がんの発生率に関与していることが判ってきています。いまだに、世の中の感覚として、喫煙歴がなければ呼吸器疾患にはならない、女性は男性に比べて喫煙者が少ないからリスクが低いと思っている方が大勢いらっしゃいますが、非喫煙者の肺がん発生率は男性に比べて女性の方が高いのです。日本全体で肺がんの死亡率が上がっている原因として、女性の肺がんがあげられており、女性のがんの死亡率で肺がんは大腸がんに次いで2位です。肺がんは早期に症状が出にくく、転移しやすいがんでもあります。すでに慢性的に咳が出ていたり、胸部レントゲンで肺がんが見つかった時点では、多くの場合すでにリンパ節への転移が疑われるステージ3となります。喫煙歴がある方はもちろん、周囲に喫煙者がいる、または過去にいた方、ご親族で肺がんを患った方がいる方、ほこりが多い場所や空気が悪い場所で仕事に従事されている方、40歳以上の方は、肺がんのリスクを認識して、定期的に胸部CTや腫瘍マーカーを組み合わせて検査をすることをお勧めします」
専門医として総合病院などで活躍するなか、なぜ健診専門のクリニックに従事することにしたのですか
成毛院長
「私は15年間、産婦人科医として妊婦健診や出産、子宮頸がんの治療などさまざまな経験をしてきました。そのなかで、検診未受診のために赤ちゃんをあきらめる、これから妊娠・出産を考えていこうという中で子宮・卵巣を摘出しなければいけない症例に数多く出合ってきました。きちんと検診さえ受けていてくれればこれからの未来を守れたのに…と思うことがとても多かったので、病気の早期発見のために何かをしたい、それによって女性の幸せな未来を守っていきたいと思い、健診に従事することにしました。一人でも多くの方が健診・検診を受診してくれるよう情報提供もしていきたいと思います」
仁藤医師
「呼吸器専門医として医療に従事するなかで、体調不良を少なからず感じているにも関わらず、忙しくなかなか受診できず、発見が遅れ治療が奏功せず後悔する方をたくさん見てきました。また、患者さまご本人は当然のことながら、周囲の方々やご家族さまも同様の感情を抱き、辛い思いをされる姿を見てきました。病気を早期に発見できれば、治療の選択肢が広がり、5年、10年、それ以上に元気に生活ができる可能性が広がります。早期発見、早期治療がいかに大事かを痛感し、携わることができればと健診専門クリニックに従事することを決めました」
身体の変化とともに増す病気のリスクと、どのように向き合っていけば良いでしょうか
成毛院長
「更年期障害の症状がなくても『更年期』という時期は、誰にでも必ずやってきます。女性ホルモンが低下すると、骨粗鬆症やコレステロール値の上昇、動脈硬化などさまざまな病気が起こりやすくなります。更年期前後にはきちんと健診を受けて自分の身体の状態をしっかり確認し、一度生活習慣を見直してみることが大切です。特に女性ホルモンの低下によって引き起こされる病気の予防には、カルシウムや青魚などに含まれるEPA・DHAの摂取、スポーツを始めてみるなどがお勧めです。それでも症状が辛い場合は婦人科に相談に来てください。人生100年の時代。更年期を上手に乗り越え、より健康でいきいきとした生活を送りましょう」
仁藤医師
「呼吸器疾患に関しては、肺がん、慢性閉塞性肺疾患、感染症など多岐にわたります。いずれも早期発見と治療が最重要であり、早期に見つけられるかどうかでその後の生活を大きく分けます。特に、身体の変化が大きい35歳以上の年齢や更年期においては、社会的責任も増していきます。『忙しい』からこそ、手遅れにならないように人間ドックなどを受診して、定期的にチェックすることが大事です。仕事でも、家庭でも、女性がいきいきと輝いていくために、企業では女性の健康支援を積極的に推進していただければと思います」
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