脳卒中や脳梗塞のリスクをチェックする為の検査
脳の病気は発症すると、後遺症や命の危険がともなう恐ろしい病気です。高血圧、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病が危険因子として知られていますので、生活習慣病を予防するために日頃から食生活や運動習慣などに気をつけながら規則正しい生活を心掛けて、定期的に脳ドックを受けて早期発見に努めましょう。
追加セットとして以下の項目をご用意しています。合わせて検査することにより脳卒中や脳梗塞のリスクを総合的に評価することができます。
・生理機能検査(身長・体重・腹囲・血圧・心電図・脈拍)
・血液検査(白血球・赤血球・ヘモグロビン・ヘマトクリット値・血小板・空腹時の総蛋白・アルブミン・中性脂肪・尿酸・尿素窒素・クレアチニン)
・尿検査(蛋白・糖・潜血)
頭部の断面図を映像化して画像診断する目的で行われる検査です。MRI は脳実質や脳血管を様々な方向から確認できます。また MRI 検査は CT 検査では診断できない細かな異常も見つけられるため、効果的な検査であるといわれています。脳の異常を低侵襲で早期発見するのに有効です。
MRI は強い磁力を使って体内の断面図を映像化するものです。X 線は使用しないため被爆はしません。
※手術などて体内に金属を埋め込んでいる方はご相談ください。
(ペースメーカー埋め込みされている方は当院で撮影出来ません)
体に傷をつけることなく脳内を可視化できるため、自覚症状が出ていない状態でも脳血管疾患が起きていないかどうかを確認することが可能です。
頸動脈超音波検査とは、超音波を頸部動脈に当てて、その反射を映像化することで頸動脈の状態を観察します。具体的には、動脈硬化によって厚くなった血管壁やこびりついたプラーク(脂肪などの線維)を確認することができます。
頸動脈は脳に血液を送る大切な血管です。偏った食生活、運動不足、タバコを吸うなど、生活習慣の乱れによって動脈硬化が起こります。
また、動脈硬化を放っておくと脳卒中(脳梗塞・脳出血)や心臓病(心筋梗塞・狭心症)など、重い病気を引き起こす恐れがあります。
頸動脈超音波はそんな危険な動脈硬化を調べる検査です。